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エンタメ業界にも業務改善の動き? - JASRACに排除命令

先日著作権管理事業をめぐり、他社の新規参入を阻害したとして、公正取引委員会が日本音楽著作権協会(JASRAC)に独禁法違反で排除措置命令を出したという報道があった。
JASRACがテレビ・ラジオ局に対し「包括的利用許諾(いわゆるブランケットライセンス)」を締結していたため、ラテ局は使用楽曲をカウントしないで一定の金額を払えばJASRACと信託契約している楽曲を自由に使え、その結果JASRAC以外に信託している楽曲は、放送番組で全く使用されなかったという被害に対し、その答えとして改善命令を出したものある。ブランケットライセンスは、もともとレコード会社がラテで楽曲が使用されることをプロモーションの一貫ととらえ、それほど使用料を期待しないでいたことに端を発する。でも、その同じレコード会社及びレコード協会が、インターネットラジオには、一曲あたりそのブランケットからすれば法外な金額を要求していたことで。ネットラジオでの楽曲使用が難しくなったことも記憶に新しい。このブランケットは、いわばレコード会社とラテ局との馴れ合いをJASRACが後押しする形で続いていたのだが、そこに公取が一矢をむくいたことになるんだろうか?
JASRACの存在は日本で強力すぎる。アメリカでは、作詞作曲の使用については、ASCAP, BMI, SESACという3団体が存在し、楽曲の使用についてはハリーフォックスという会社が窓口となっているのに対し、ここ日本ではJASRACがほぼ一社でこの業務を行っている。信託された楽曲のプロモーションなんて全くといっていいいほどしないし、9時から5時というエンタメ業界のために仕事をしているとは思えない業務時間で、何か急ぎがあるとその担当が電話をしてきて「私は明日用事があるので、今日中に資料を提出してほしい」と言われ、アーティストのマネージャー時代に、スタジオでの録音中に何度かそんな無理難題出されて困惑したものであった。
組織が大きいだけに、資金も豊富、違法カラオケ店を摘発することができるのは、管理団体の中ではJASRACだけであり(それでいくらアーティストへのお金がいくら増加したかは不明だが)、いわば必要悪とされている団体である。
エンタメ業界には自由な国とは思えない不自由なシステムがまだいろいろ存在するが、一つづつ解決されていくといいなと思う。声をあげなければ、何も起きないのである。

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